タイトロープ

2010.10.27


tightrope


現在アルマスで展示中の谷口さんのガラス彫刻は 蛍光灯のみでの展示なのですが

夜にスポットライト2灯のみで照らしたバージョンをお送りします。

まるで深い渓谷に渡された綱渡りの綱のように、緩いカーブを描いて

壁から壁へ渡されるガラス棒が、下をくぐる度に侵しがたい緊張感を

あたえてくれます。


手前側から奥へ投光しているので、壁に接しているガラス棒のシルエットが

遠近感を誇張する興味深いシルエットをえがいています。


今まで持っていたガラスという素材に対するイメージを覆し、

建築の一部かのように振る舞いつつ、ガラス独自の近寄りがたい繊細さに満ちた

作品です。この作品を見ていると、不思議な畏敬の念すらわき起こってきます。


ぜひ、ご覧になってみてください。

その際は、ゆっくりくぐって見るのをお忘れなく。


PS. ULTRA003の設営が先ほど終わりました。

作家の加藤君の助けを借り、いいかんじで展示が出来上がりました。

前期のオクトーバーサイド30番、八木宏基で出展していますので、

ぜひご覧ください!






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