NEW WALL!

2012.3.8

アルマスの壁がやっと完成しました!
壁面の仕上げも自分でやっていたのですが、
自作の壁の強度に若干不安があったのもあり、石膏ボードの目地に盛るパテを
厚くしすぎてしまい、その割に近くの工事の揺れでヒビが入ったりと
散々だったのですが、やっとプロの塗装屋さんにバキッと仕上げてもらいました。
現在の展示作品を全て外して、二階に避難して。

 

こう部屋に置くと尚更かっこよく見えますね…。
床に直置きがいい感じ。

 

下地パテを塗ったところ。

 

そして、上塗りパテ。ロスコの抽象画のようなグラデーション。
ここまでで、冬の気温でパテが乾かなくなったので翌日へ持ち越しです。

 

そして完成図。

完成図はこんな感じに!
いやぁ、スッキリしました!
あ~、やっと引け目なく見てもらえます。
この前までの壁の出来は、この三週間の間にきてくれた方だけの
秘密にして置いてくださいね。

オープニング無事終了

2012.2.16

11日から無事にオープンを迎えることが出来ました。
ちょっとアラが目立つ造りですが、ひとまず楽しんで貰えて良かったです。
これから3月11日まで突っ走りますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 

これは前々日の様子

これは前日です。まだペンキ塗っています。

オープニング中1

オープニング中2 真ん中に勝部氏がいます。

アルマス工事中です

2012.2.2

ひさびさひさびさの更新になってしまって申し訳ありません。

実はアルマスは11月の谷口嘉展を最後に門仲に別れを告げ、

今まで近いようで遠かった清澄白河へ、移転準備を進めていました。

というか、2月11日オープンなのに、未だに工事中なのですが、

これまでの経過をダイジェストでお伝えします。


谷口氏が美しいインスタレーションをハサミで切っていくの図

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アルマスのウインドウに飛散防止のテープが…..

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ハンマーでたたき割られています。

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ガラスの厚みは10mmほど

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次はコールテン鋼の柱を撤去!

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セーバーソー、グラインダー、ハンマードリルと工具を駆使しまくり、

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花壇などは僕の手で撤去され、こんな感じに戻りました。。

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新しいスペースはこんな感じです。

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中はまだまだ工事中です。

急いでがんばります!!!



谷口嘉展 + ULTRA004

2011.10.27

昨年に引き続きのイベントが二つ同時にあります。

まずは谷口嘉展です!ちょっと変則的に31日の月曜日から

始まりまして、11月の13日までお休みなしのぶっ通しで開廊します。

昨年は壁と壁に細いガラスの棒を渡し、真ん中を直立させた同様のガラス棒でささえた

T字型の彫刻が10対ほどあるのみの、緊張感あふれるミニマルな展示でした。


今もギャラリー内で制作・展示作業中ですが、昨年とはまた違った趣で出来上がりが

大変楽しみであります。

ぜひ体験してみる事をおすすめいたします!


二つ目のお知らせは、今年も青山のスパイラルで行われるアートフェア

ULTRAに出展いたします。僕からは、アルマスで展示経験がある

野村在と東美貴子に加えて、高橋大輔を投入します。

造ることと造らないことの間を行き来する作品群です。

ぜひご覧いただければと思います。


エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ULTRA004」

オクトーバーサイド ブースナンバー18

10 月28 日(金)11:00-22:00 (オープニングパーティ 20:30-22:00)

10 月29 日(土)11:00-22:00 (トークショー 20:30-22:00)

10 月30 日(日)11:00-20:00

heliopole de Iku HARADA!

2011.10.9

芸術の秋が駆け足でやってきたようで、各地で色んなイベントがやっているようですね。

こちとら食欲ばかり増して、お腹が空いてばかりなのを秋のせいにしています。


そんな中、新宿ルミネ1,2で開催中のLUMINE meets ARTという、全館あげて

女性アーティストの作品を展示したりなんかしているイベントがあり、

waiting roomさんとsakumottoさんのart super marketがあったりと

大盛況のようなのですが、アルマスとしては、セレクトショップheliopoleさんの

ショーウィンドウにて原田郁の作品を展示させてもらっています。


showwindow

 

小品ですが、いい具合で存在感醸し出しております。全部で4つです。

キャンプションも制作して貼ってありますので、訪れた際にはチェックしてみて下さい!


caption

 

また、heliopoleさんの今期A/Wのカタログは、

アルマスでの展示をそのままに、外人のモデルさんに入ってもらって

撮影した、いわば原田郁の作品集のような作りになっております。


haraikuhelio

 

各支店であまり在庫が無いようですが、ルミネ店には在庫を回してくれるようなので

おそらく手に入るかと思います。

アルマスでも若干数余分がありますので、ご希望の方は気軽にお声掛けくださいね。



のようであり、のようである

2011.10.5

今アルマスでは中谷日出子展を開催しています。


nakatani

 

 

今東京ではとても雨が降っていますが、
そんな湿った気分とは無縁の明るい色彩の世界が広がっています。

具体的な形態は登場せず、地の水色は空のようであり、
その下に配置されたもう少し濃い水色は山の斜面のように見えたり
鑑賞する人により様々な解釈の可能性が広がっています。

“なるべく考えないで描く”ということを非常に意識(矛盾するようですが)していて、
色、筆運びは心の流れに任せられています。
美術において自我をなくす事の可否についての議論は様々にありますが、
少なくとも作家の目指すところはそこにあります。

その結果あらわれた画面は、全体を見渡すとやはり風景を彷彿とさせるのですが
ただ明快な形態や事象は描かれていません。

鑑賞する側の目は、つねに手がかりとなるカタチやキッカケを求めていて、
ひとたび、”らしい”カタチを見つけると自分の経験のストックからそれに近いものを
あてがって、目の前にある絵を解明しようとします。

そこですべて観る人に任せてしまうのではなく、作家自身も
観る人と一緒になって何が描かれているのか話していたりするのを
見ていると、目に見えるということは面白いなと思います。

フラット11

2011.9.7

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シルクスクリーンだと思われる方もいたりする山本直輝のフラット11。

平坦に塗り込めたアクリル絵具の明るい色彩で、身体が欠損・破裂したり

バラバラになりそうになりながらも、個を保とうとする人物が描かれています。


僕は、古来から人々が災厄に対抗するための呪術で用いられる仮面を、

血肉の入り交じった人体のパーツで表現する彼のコンセプトが

とても気に入っています。

この身体が分解されていく様子は、もちろん存在という概念上で

起こっている事はいえ、外的な脅威に対して自らの身体を引きずり出して

対抗するという所に、生命体としてあるべき姿のような印象をうけるんです。

彼の作品に必ずと言っていいほど出てくる、剥き出された歯も、

一番原始的で強力な武器である事にちがいはありません。


ところで、無限の住人という漫画はご存知でしょうか。

SF時代劇のような漫画なのですが、敵の中に尸良という男が出てきます。

彼は戦闘で右手を失っても、その腕の骨を削りだして武器に仕立て上げて

更に強力になって戻ってくるんです。

マニアックな話で申し訳ないですが、その身体そのものを改変してまで

立ち向かってくるという所に妙に心が惹かれるのです。


特定の脅威に対して進化した動植物には興味深い種が多いですが

道具を持ってして脅威と対峙してきた人間がそうなっていたら、という

好奇心をも満たしてくれる作品でもあるのかもしれません。




Los logos

2011.8.11

デザインやっている人なら大抵はわかるはずのLos logos。

一家に一冊と言われている分厚い無数のロゴが詰まったデザイン書です。


今週の土曜までの展示はLos logosを思わせる、それぞれテイストが違うロゴが

17枚のキャンバスに描かれています。

今回本真君が題材にしたのは、キッチンにある普通の道具です。

カトラリー、コーヒーメーカー、やかんなどなど。

そういった普通の道具に一つ一つロゴをデザインして

下書きの上からアクリル絵具でフリーハンドで描いたものです。

よーくみると下書きを若干残っている部分もあります。


ただの道具がロゴに表されると、まるでブランドであるかのように振舞いだす。

ただの名称とロゴという商標の境目を検証する作品といえます。


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フィギュア

2011.8.4

がギャラリーに突然届いた。

送り主を見ると、THCKYKKこと勝部くんから。

この間タム君の版画を買ったと話していたのを覚えていてくれて、

それでタム君のイラストがフィギュアになったものを贈ってくれたみたい。

彼はタム君とお友達らしく、不思議なつながりを感じたりもしてて。

なので、フィギュア、いい感じのところ見つけて飾ります!


tamfigure

ロゴキッチン

2011.7.30

今日から新しい展示がはじまります! 本真善也”Still lifes”です。

キッチンにあるありふれた道具に、ブランドのようなロゴを割り当て、

それを緻密なテクニックでキャンバスにアクリル絵の具で定着します。


作家曰く、「商品の象徴」としてのロゴを在りと在らゆる対象に与えることで、

地球が「巨大な商業空間」であるということの確認作業を しているのかも知れません。

という言葉に集約されるように、ロゴの持つ魔術的な効力にたいする

考察のきっかけになれればと思います。

ちなみに31日の日曜日には、18時頃から22時までBARタイムとして

延長して開廊いたします。

アートフェア東京が17時までですので、

その後にきていいただくのが よろしいと思われます!!

 

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